琉璃工房

よくあるご質問

1. 琉璃はガラスと同じですか?

「ガラスは素材の一つだが、『琉璃』はアイディアであり、感情である」と琉璃工房は考えています。「琉璃」という言葉が生まれたのは古代中国の前漢の時代。「透明で光沢のある、宝石のような材質」をあらわす一般的な語として使われ、「玻璃(ガラス)」や「料器(ガラス製品)」と区別はされていませんでした。

古代中国の書物によると、「琉璃」の定義は時代とともに変わりました。漢の時代には「琉璃」とメガネのレンズ、窓やドアに使用される「ガラス」はまったく同じものでした。低温焼成で光沢を出した「琉璃」のタイルは古代中国建築の屋根を飾りましたが、それは「ガラス」でもあったのです。

「イマジネーションや感情の重要性を軽視すると、技術と素材の価値は表面的なレベルに留まってしまう」と琉璃工房は固く信じています。だからこそ、一般的な「クリスタルガラス」ではなく、「琉璃」という言葉をあえて使っています。漢時代の言葉を使うことで、琉璃工房はイマジネーションと感情に重点を置き、歴史と文化に対する重い使命を自らに課しました。

2.おすすめの鑑賞方法、ディスプレイ方法を教えてください。

光と影―琉璃の美しさ

光と影の作用で、琉璃の精緻さとファセットが著しい屈折と変化を生み、目を見張るような空間を創り出します。これはほかの素材では決して見られない琉璃だけの特性です。

自然な色の流れ

琉璃の色の流れは焼成の過程で作られます。デザイナーは厳選した着色ガラスフリットを鋳型に効果的に配置することで作品の意味を表現し、命を吹き込みます。鮮やかな色が光の中で自由に流れ、生き生きとした美の世界が生まれます。

琉璃の造形美

琉璃工房では一つひとつの製品を手作業で造形・焼成し、オリジナルの作品を制作しています。色の流れと自然にできた気泡によって、さまざまな作品が生み出されます。

気泡―琉璃の呼吸

気泡は琉璃の制作過程で自然に作られます。アーティストの多くが気泡を制作のテーマとし、その流れやサイズを巧みに操っています。その代表的な作品が楊惠姍(ロレッタ・ヤン)のFormless(無形)シリーズとスティーブン・ワインバーグのBoat(船)シリーズです。気泡は琉璃の呼吸であり、作品に生命力を吹き込んでいます。

琉璃の形と意味

一つひとつの作品には深い意味があります。それぞれのラインやパターン、シンボルが創り手のイマジネーションと文化に対する深い思いを物語っています。作品の創作には幸福の祈りと意味が込められているのです。

3.色はどのように作られますか?

ほとんどの琉璃は透明で透き通っていますが、焼成の前に金属酸化物を加えることで色が付けられます。色は酸化物の種類によって変わります。酸化コバルトなら青、酸化マンガンなら紫になります。高温下で着色するため、色あせることはありません。

4.琉璃にはなぜ気泡があるのですか?

作品にはそれぞれ異なる表情があります。一般的に、機械で作られた製品はシンプルなデザインのため単色で、素材の透明さを重視しています。一方、パート・ド・ヴェール技法で造形された製品は色に力強い動きがあり、機械で作られたものに比べ、はるかにクオリティが高くなります。高温で焼成される時に、溶けた琉璃の空間にエアポケットが閉じ込められて気泡ができます。

気泡がない作品があるのはなぜでしょうか?

琉璃工房は最新の技術で気泡の効果を利用し、デザインコンセプトを伝えています。ガラス原料の大きさが気泡のサイズに直接影響します。琉璃工房はガラス原料を粉砕して細かいパウダー状にすることで、焼成後、不透明な気泡の壁を作ります。Buddhist(仏)シリーズでは、仏教学者が記したブッダの卓越したキャラクターと浄土を明確に表現することを目的としています。そのため、細心の注意を払って技術・素材を駆使することで、ブッダの精緻な表情を浮き彫りにし、生きているような姿を再現しています。また、パート・ド・ヴェール技法独特の特徴も際立っています。

5.クリスタルと琉璃の違い

天然のクリスタル(水晶)と琉璃(人工のクリスタルガラス)との違いは、天然の鉱物である前者は資源に限りがあり、天然不純物を含んでいることです。天然クリスタルは火山活動などの地殻変動により、ケイ素などの鉱物が変化して作られます。これらの鉱物が融合する際に、天然不純物がその構造内に閉じ込められます。一方、人工クリスタルは混じり気のない珪砂などの鉱物を管理された状態で高温加熱することにより作られます。酸化鉛を使うことで、人工クリスタルの透明度と屈折度を高めることが可能です。これが天然クリスタルと人工クリスタルの違いです。

6.なぜ酸化鉛が24%含まれているのでしょうか?

国際的な水準では、人工ガラスの酸化鉛の含有率は16%ですが、現代のクリスタルガラスは酸化鉛を24%含んでいます。クリスタルガラス中の酸化鉛の割合が高くなるほど、屈折率や輝く透明度、品質が上がります。酸化鉛を含まないものと比べると、ガラス同士をぶつけた時、澄んだ音が鳴ります。これが現在の琉璃工房の製品のスタンダードです。

7.製品の使用によって酸化鉛が体に影響を与えますか?

琉璃工房の作品に酸化鉛が含まれていることで、製品の使いやすさが損なわれることはありません。酸化鉛は高温や高濃度アルコール(工業用アルコール)に長時間さらされた場合にのみ、性質が変化します。したがって、日常的な状況では安全にご使用いただけます。“Presenting Wine-Six Classic Pieces Appraising Music”(将進酒―音楽を鑑賞する古代の六品)シリーズを購入された場合は、60度以下の温度で保管いただくようお願い申し上げます。

8.家庭ではどのように琉璃コレクションをディスプレイすればよいでしょうか?

琉璃のコレクションは形、泡の効果、色がユニークなため、いろんなディスプレイを楽しめます。複雑なレイヤーや美しさを際立たせるには、光を使うのが最適です。琉璃は屈折度が高く、スポットライトでも自然の光でも、さまざまなムードを演出できます。

9.琉璃のお手入れ方法を教えてください。

琉璃製品

  1. ぬるま湯と中性洗剤を使用し、琉璃の汚れを落とします。
  2. すぐに柔らかい、乾いた布で拭き取ります。
  3. 急激な温度変化は避けてください。
  4. 「関節」部分や接着された継手部分には化学薬品(トルエン、アセトン、有機溶剤など)が触れないようにしてください。
  5. 琉璃を移動させるときは、ぶつけたり、表面を引きずったりしないよう注意してください。柔らかい布の上に載せてから、移動させましょう。琉璃は壊れやすいので、気を付けて設置してください。

琉璃のテーブルウェア

琉璃のテーブルウェアはパート・ド・ヴェール技法の12のプロセスを経て作られます。
お手入れ方法と使い方:

  1. 初めて使う前には、白酢とレモン果汁の混合液ですすぎます。普段は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で汚れを落とし、染みにならないよう柔らかい布で拭き取って乾かします。
  2. とてもデリケートな材質のため、極端に高温または低温の液体は使用しないでください。使用した場合、微小なひび割れが生じる可能性があります。
  3. 丁寧に取り扱い、強い衝撃は避けましょう。
  4. 使用方法・ディプレイの方法をご提案しましたが、お客様ご自身の創造力を発揮し、斬新な使用方法をぜひ生み出してください。ただし、琉璃製品が衝撃と極端な温度に弱いことはお忘れなく。使用方法やディスプレイについてご質問がありましたら、琉璃工房のギャラリーかカスタマーサービス窓口までお問い合わせください。

シルバーアクセサリー

  1. ジュエリーラインのシルバーアクセサリーにはスターリングシルバー925を使用しています。
  2. 定期的に磨いてお手入れしていただければ、シルバーはさびたり、黒ずんだりしません。
  3. シルバーを美しく保つためには、頻繁に磨いてください。身に付けないときは、ジュエリーボックスに大切にしまってください。
  4. シルバーがほかのジュエリーと接触しないよう気を付けてください。くすみの原因になることがあります。
  5. 身に付けた後、シルバー部分は同梱のシルバークリーニングクロスで、琉璃クリスタル部分は柔らかい布で丁寧に拭いてから保管してください。
  6. クリーニングクロスには特製の洗浄剤が染み込ませてあります。濡らしたり、洗ったりすると、その効果が失われます。
  7. ジュエリーを身に付けたまま、温泉やお風呂に入らないでください。硫酸水はシルバーがくすむ原因になります。

磁器製品

  1. 磁器のテーブルウェアはぬるま湯と中性洗剤で洗うことができます。洗った後はすぐに柔らかい布で拭き、保管してください。
  2. 極端な温度変化にさらすことは避けてください。
  3. 熱湯に浸さないでください。
  4. 食洗機で洗わないでください。
  5. 寒い場所に保管しないでください。
  6. オーブンや電子レンジ、トースターで使用しないでください。
  7. 化学成分が付着しないようにしてください。

10.それぞれの製品の製造数は同じですか?なぜ数量限定なのでしょうか?

各製品を製造する前に、素材、労働力、時間、失敗率などを考慮し、コストと販売量を決定します。製品デザインごとに、それぞれの価格や製造数が決められます。そのため、製品によって製造数が異なっています。

梱包・出荷の前に、品質管理をパスした製品の底面にエディションナンバーとトータルのエディション数を刻印します。そのため、過剰生産によってコレクションの価値が損なわれることがありません。

限定版という制約は琉璃工房が過去の成功にとらわれず、常に新しいデザインを創り出す原動力の一つになっています。限定版であることで、各デザインの大きな価値が保たれています。

11.限定版が完売後、新たに製造されないという保証はありますか?

琉璃工房には厳格な製造管理システムとマネジメントシステムがあります。それぞれの製品を担当する製造マネージャーが在庫状況をチェックしています。その限定版が完売すると、オリジナルの鋳型は壊されます。これが琉璃工房の誠心誠意の保証です。オリジナルのクリエイティブなコレクションを作り続けることで、お客様に誠実さを示しています。

12.琉璃工房のパッケージにはなぜ牡丹が描かれているのですか?

琉璃工房のパッケージに描かれている牡丹は、清の時代に宮廷で使用する織物を生産する官営工場の一つだった江寧(こうねい)の織造局(しょくぞうきょく)で使われていた牡丹の刺繍に由来するものです。

牡丹が中国と結びつきが深い花であるという理由だけではなく、琉璃工房設立より200年以上も前にひと針ひと針手作業で丁寧に作られた牡丹の刺繍の美しさとクラフツマンシップに感銘を受けたため、牡丹を琉璃工房のブランドモチーフとして採用しました。

牡丹は、ゆるぎない型破りの精神を持つ花の王様です。